2014年2月26日水曜日

音の事

最近スピーカーで個人的に革命が起きたのでふーん程度で流していたところを少しぐぐり直してみた。


先ず、音の形式について
「wav」が無圧縮音源。詰まる所最高音質である。ただし容量は大きい。
「mp3」不要な音を削いでいき聴ける音質の範囲内で圧縮。基本的に128kbps程度で大体wavの1/10程度の容量。ビットレートのkbpsが大きいほど音質が良い。
位にしか思ってませんでした。

それで、良い音を聴くには?という事から考えて順を追う。
「音の録音⇒データ化⇒出力」基本的流れはこうである。

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■一番良い音データは?その1(高音質=元の音に近い)

今までの一般的な流れだと
「CD⇒PCで取り込む(wav)⇒PCで圧縮(mp3)」

順番で言えばCDで聞けば最高にも思えるがどうやら再生機器による影響もあるにしてもリアルタイムでの再生の場合(一般人的に恐らくききとれないレベルの些細な音飛びやノイズの)エラーの修正は効かない。
では、音が悪いの?と言われるとそうではなくどちらかと言えばより音を良く聴く方法がある。

それはデータ化する事である。「読み込むときにその些細なエラーとかはどうした?」となりますがwavにする際にCDには訂正用のデータがありリッピングする場合情報を修正して書き込むようになっている。結果的にCDから直接音を聴くよりもwavで聴いたほうがより元の音源に近い。

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さて、頭に「今までの一般的な流れだと」と書いたが現在はさらに音質を求める事が出来る。
何かと言えばハイレゾである。
上で書いた一つ手前で実は分岐がある。
「レコーディング・ミックス・マスタリング」したものをどのように人に届けるかである。

・一般CD(CDマスター音源)はマスタリング時点ではビット深度が「24bit」の音源をCDに書き込むがCDの規格の仕様上「16bit」で圧縮される。

・ハイレゾ(スタジオマスター音源)はマスタリング時点では「24bitの音源をそのまま」ネット等で配信している。無論データ配信で無圧縮音源でだから形式はwavである。

つまりハイレゾはCDでは販売されておらず大容量ゆえにデータ配信が現状一般的のようである。
違いはbit数で、この16bitと24bitでどれほど変わるかというとCD音源より3~6倍程度の音の表現幅の違いある。

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要約しよう。 CD音源であるならばリッピングしてwavで聴くのが最も良い。 ハイレゾでのwavがあるならそちらの方がCDのwavより数倍音が良い(元の音源により近い)。
※良くわからない人が勘違いしては困るのはあくまでも元データwavで有る事。たとえばmp3などのすでに圧縮したデータをwavに変換したからと言って音が良くなるわけではない。
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■一番良い音データは?その2(一般的な圧縮音は?)
さて、ただまぁ上で話したのは一般的ではない。 だってwav大きいし普通はmp3などに圧縮している事だろう。 まぁ一般的に普及してそうなのは「wmv mp3 m4a ogg」あたりだろうか?
・mp3 mp3は昔から普及しており大抵はこの形式ではないだろうか。携帯プレイヤーなどでも複数のフォーマットに対応しつつもmp3プレイヤーと言った名称になる場合も多く音の圧縮形式の代名詞ともいえる。
・m4a(aac) m4aはmp3の後続のような形式でしばらく普及していなかったイメージですが最近ではApple社製品のiTunesやipodにより光が当たり一気に普及した感じです。 mp3形式よりも1.4倍ほど圧縮率が高く、サンプリング周波数も、mp3が48KHzまでだったのに対し、AACは最大96KHzまでをサポート。
・wma(Windows Media Audio) Microsoft社が開発したWindows標準の音声圧縮形式。Windows Media Playerでエンコードできるため使っている人もいるかもしれない。ただmp3と違い汎用性に欠けたため個人であえてwmaで保存している人は少ない気がする。
・ogg(ogg) oggはMP3コーデックが特許ライセンス問題でひと悶着しているときに流行っていた気がする。 現状では拡張子はogなんちゃらと分けられているようで拡張子のoggは互換用に残っている。 圧縮は同ビットレートならmp3より高かった気がするが最近あまり見ない気がする。
大まかにはこんなところだと思います。 細かいところはwikiや別のサイトで調べてください。
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それで結局何が良いの?と言う話になるのだけれど正直好きな形式でよいと思います。 でもPC内のプレイヤーや機器の対応を考えればmp3が無難です。 ただmp3の後継にあたるm4aの方が圧縮率高く良く最近の普及率も合わせてお勧め。
ビットレートが128kbpsが音質的に最低限とされており、どれも320前後から恐らく一般的には耳を凝らしてもほぼわからない気がします。満足できんって人はそもそも圧縮せずにwavでどうぞ。
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要約するとmp3が最も普及していて無難で、最近だとm4aだと。
それでそのビットレートって何?

簡単に言えば1秒間にどれほどの情報があるかです。 128kbpsが音質的に最低ラインとして320kbps前後でほぼわからないと言いましたがちなみにCDはじゃぁどれくらいなのかと言えば1411.2kbpsです。 おいおいじゃあハイレゾってどんだけなの?と言われると9216kbpsです。
故に・・・正直音楽が好き過ぎる人たちを除けばハイレゾはそんなに良い気はしない。 聴き取れる気がしない。・・・これは音だけが原因ではない再生機器の問題もある。



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ビットレートの計算方法は
ビットレート = (ビット深度)×(サンプリング周波数)×(チャンネル数)
となります。

上記の数値は「サンプリング周波数 44.1kHz、ビット深度 16ビット、2チャンネル(ステレオ)」
16×44100×2 = 1411200 ビット/秒 = 1411.2 kbps
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エンコードするときに固定ビットレートと可変ビットレートってのがあるんだけどどっちが良いの?

固定ビットレート
固定値でエンコードするので容量がほぼ一定に保てます。
音楽データに対してよさそうな利点はその程度で、複雑なデータほど必要な場所にデータを取れず、その上不要な場所にまでデータ領域を使うので良いことがありません。

可変ビットレート
固定とは逆に、容量にバラつきが出てしまいますが必要な場所に必要なだけデータを割り振るので音質はこちらのほうが良くなります。

となるので、可変が良いです。

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データを劣化しないで圧縮できる音楽形式はないの?

ある!あえて一旦おいていたけれど有名な所でflacである。 大抵はOggコンテナに格納され「Ogg FLAC」と呼ばれます。ハイレゾもこのflacかwavで大抵配信されていてflacの方が(元の音質に戻せる状態で)圧縮されているので(wavよりはだいぶ)軽い。ついでに楽曲のタイトル・アーティスト等メタデータ、ジャケット写真などをファイル内に埋め込み可能。

一応同じ音になるはずですが再生する際のデコードで音が変化するするという意見もあります。なので、途中でも書きましたがとにかく良い音で聴きたいという人はwavでどうぞ。
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■一番良い音を聴くには?
さて、上でもちらっと書いたけれど音データが良いだけではいけない。 そもそもこの記事を書くにあたって何もなければ書く予定なんてなかったのだから。
そう、再生機器である。元の音がどれだけ良くても再生機器がしょぼくてはそもそも音が潰れて全然聴こえないのです。
少し前の記事でスピーカーは「JBLPEBBLESWHTJN」を買いましたよと書きましたが本当に別物でした。 記事にも書いていますがもともと千円もしない安物で聴いていたせいが大きいとしても今まで聞いていた音はなんだったのか・・・。 おかげでヘッドホンまで買ったのは完全に誤算です。そのあと携帯プレイヤーも安物からウォークマンへと変更へ。
ただ、プレイヤーを変更したりしたものの革命には至りませんでした。ポタアンことポータブルヘッドフォンアンプも試し聴きに行ったのですがこれまた革命には至りませんでした。 基本的に再生機器にはお金をかけた方が世界が変わるとしても個人的にはさらに求めるほど耳が良いわけではないようです。



と、言うわけで話がバッサリ切れる感じになるのですが、機器については音データと違い好みや構成や方式によって上が天井知らずなので語りません。




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