2026年1月7日水曜日

n8nをセットアップしてみる

 前回はDockerDesktopを入れたので今回は何かコンテナに入れてみるっていうところです。

n8nとは

n8n(エヌエイトエヌ)とは、オープンソース(fair-codeライセンス)のワークフロー自動化ツールです。
ノーコードまたはローコードで、さまざまなアプリやサービスを連携させて繰り返しの業務を自動化できるプラットフォームで、ZapierやMakeのようなツールの代替として人気!

今回はZapierやMakeをなぜ使わないのかというとn8nはクラウドもありますがホスティングがセルフホストに出来るからです。つまり無料で使えます。
残り二つはクラウドのみです。

取り合えずインストール

Powershellを開いて
docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n


パラメータ 役割 具体的になにをしているか
docker run 実行指示 新しいコンテナ(仮想的な箱)を作成して起動します。
-it 対話モード PowerShell画面にn8nの動作ログをリアルタイム表示し、キー操作を受け付けるようにします。
--rm 自動削除 コンテナを停止した際、PC内に不要なゴミ(一時ファイル)が残らないよう箱を自動で破棄します。
--name n8n 名前付け コンテナに「n8n」という名前を固定します。これがないとDockerが勝手に名前を付けてしまい、後で探しにくくなります。
-p 5678:5678 通信の道作り コンテナ内のn8nと、あなたのPCのブラウザをつなぎます。左がPC側、右がコンテナ側のポート番号です。
-v n8n_data:... データの保護 最重要。 コンテナを捨てても「作成したワークフロー」が消えないよう、PC側の保存領域(ボリューム)と紐付けます。
n8nio/n8n 設計図の指定 n8n公式が配布しているプログラム一式(イメージ)を指定してダウンロード・実行します。

「ポート番号?」という方の為に説明をすると

■0 ~ 1023(ウェルノウンポート):
Web閲覧用の 80 (HTTP) や 443 (HTTPS) など、世界的に用途が決まっている「一等地の番号」です。

■1024 ~ 49151(登録済みポート):
特定のアプリが「この番号を公式に使うよ」と予約している番号です。
n8nの 5678 もここに含まれます。

■49152 ~ 65535(ダイナミックポート):
一時的な通信のために自由に使える「空き部屋」です。

こんな感じに利用されています。
左側のPC側のポート番号は好きに変えても問題ないです。
変更した所でその番号でアクセスするのが右の5678となります。

右側の5678はコンテナ内の環境変数に入ってるデフォルト値で変更不要です。
コンテナの環境変数を変更すれば変更可能ですが何か調べる時に置き換えて考えるのは面倒だと思います。他のアプリとポートが被るなどよほどの理由がない限りは固定で良いです。

つまり左側は任意の番号、右はほぼ固定という事です。
そしてあえて別の番号にする必要性がないので左のポート番号であるPC側も同じ番号を指定する感じです。


実行するとインストール処理がずざーと流れます。
インストール途中でDockerがファイヤーウォールで止められたメッセージが出た時は許可してください。

最後に「Press "o" to open in Browser」と表示されたらインストールは完了。
「o」を押したらブラウザが開くという親切設計ですが私の環境ではo押しても開かなかったのでそういう場合は普通にブラウザに直接urlを入力します。
アクセス先はメッセージ「Editor is now accessible via: http://localhost:5678」とある通り「http://localhost:5678」にアクセスします。

Powershellはそのままにします(最小化でもしててください)。
✕で閉じてしまうと処理が終了してブラウザで上記URLにアクセス出来なくなります。


正しく手順が進んでいればこの画面(管理者登録画面)が表示されます。
ここで入力する情報は何処かに飛ばすデータではなくてPCの中(Dockerのボリューム)に保存するデータです。


起動時に表示されるのはアンケートです。
選択式なのでおおまか合ってるのを入力してください。

■What best describes your company?(会社の業種は?)
自分用なら Other や Education など何でもOK。

■Which role best describes you?(あなたの職種は?)
Personal use(個人利用)や Engineering など。

>What are you looking to automate?

・CI/CD: システム開発の自動テストや公開作業
・Cloud infrastructure orchestration: クラウドサーバーの自動管理
・Data syncing: データの同期(AのデータをBに移すなど)
・Incident response: 障害が起きた時の自動対応
・Monitoring and alerting: 異常がないか見守って通知する
・Reporting: レポートの自動作成
・Ticketing systems integrations: お問い合わせ管理ツールとの連携
・Other: その他

■Who will your automations mainly be for?(誰のための自動化?)
自分用なら Myself 。

■How big is your company?(会社の規模は?)
I'm not using n8n for work: 仕事では使いません(お試しならこれで)

■How did you hear about n8n?(どこでn8nを知った?)
GoogleでもTwitterでもなんでもOK

内容的にはこんな感じです。
選択はドロップダウンなので手入力は無いですがOtherの時は理由入力が出たりするのでstudyとかPersonal useとかで良いかと思います。


次にセルフホストユーザーには初回に基本表示されるらしいこちらは有償機能を無料で使えるライセンスキーを上げるよって内容です。
セルフホストの基本機能は別に制限は掛かっていませんので面倒なら左下のスキップでも構いませんが、メール登録するだけでforever(ずっと)なので登録しといた方が少しお得です。

(※Cloud版、Self-hosted版、Enterprise版があってEnterprise(法人向け)の機能が使える用になるライセンスキーです。)

・Advanced debugging: 失敗した自動化を簡単に直して再実行できる機能
・Execution search and tagging: 過去に動かした履歴を検索したり、タグを付けて整理したりできる機能
・Folders: 作った自動化をフォルダ分けして整理できる機能

この3つが使える様になるよって内容です。
「Send me a free license key(無料キーを送って)」で良いかと思います。

登録した場合の右下に出るポップ「Your license key is on the way!Check your email, 登録したメールアドレス, to find your license key. Then head over to usage and plan to activate your license.」は「ライセンスキーが届きました!メールでライセンスキーをご確認ください。その後、使用状況とプランのページにアクセスしてライセンスを有効化してください。」です。

これでセットアップが完了です。


下部にあるのはテンプレートで内容は以下通り。
テンプレート 内容(日本語訳) 何ができるの?
Secure web form to Odoo CRM... Webフォームから顧客管理ソフトへ連動 サイトのお問い合わせフォームに入力された情報を、自動で顧客リスト(Odoo)に登録します。
Automated LinkedIn posts with AI... AIによるLinkedInへの自動投稿 OpenAI(ChatGPT)を使って記事を自動生成し、LinkedInへ投稿する仕組みです。
Automated lead capture, scoring... 見込み客の自動獲得とランク付け 新しい顧客情報を取得し、その重要度を判定して、HubSpotやSlackに通知します。
Automated local event monitor... ローカルイベントの監視とAI分析 特定の地域のイベント情報を収集し、AIを使って内容を分析・整理します。
Automate restaurant customer... 飲食店向けのチャットボット対応 WhatsAppとAI(Llama)を使い、レストランの予約や質問に自動で答えます。
Ai voice & text note-taking... 音声とテキストによる自動メモ作成 LINEからのメッセージや音声をAIで要約し、データベースとGmailに保存します。

ただ、これらのテンプレートは外部サービス(LINEやChatGPTなど)のAPIキーが必要になるため、初心者がいきなり動かすには少しハードルが高いです。

まずは、一番上にある大きな四角 「Start from scratch(ゼロから作る)」 をクリックして、真っ白な画面から始めてみるのがおすすめ。


セットアップおまけ:ライセンスキーの有効化

上記で無料ライセンスキーを登録してる場合はメールが届ているのでメールの「Activate License Key」ボタンを押します。

Sign inのページに飛ぶのでメールとパスワード入れる。
これで終了です。Sign in時点でライセンスが有効化します。

Sign inするとこちらの画面に飛びます。
You’re on the Community Editionの隣に「Registered」が表示されていればライセンス登録済みです。


もしメールのボタン以外でSign inした場合は「Enter activation key」(アクティベーションキーを入力)から入力してアクティベートすればOKです。

なお、メールのボタンでSign inした場合は先ほど言った通りSign inした時点で登録済み「Registered」になるのでもう一度アクティベートしようとすると


もう登録済みって表示されます。

これで本当にセットアップ全部終了です。

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