2021年3月13日土曜日

リブドルとバーチャルキャラクターとアイデンティティ

どうも黒い野良猫です。
ツイッターでも少しなんか纏めたいなぁと言ってたいたネタについて少しブログに纏める事にしました。

バーチャルキャラクターのアイデンティティ

今回のメイン内容はVのアイデンティティについて。
ツイッターでも言ったけれど少し分類を分ける必要がある。
それは、大まかに「個人V/企業V/アニメ/キャラ劇等/リブドル」である。

まず、ツイッターで再三言っているアイデンティティとは何か?
アイデンティティは同一性の事で、Vで言うなら「特定のバーチャルキャラクターを構成する分割できる可能な部位を全て順に差し替える時、そのバーチャルキャラクターでは無くなる最後の部位はどれか?」と、いう事。

簡単に言えば「【それ】が【それ】であると言える核」の部分。

しかしながらVではもう「魂≒声」と「アバター」の二択に見えるが上記で大まかに分けたとおり単純な話ではない。特に魂と声優という存在にも差がある。
今回の話は主にここら辺の内容である。

■今回内容
・アニメ(キャラクターと声優)
 ・アニメと生放送
・キャラ劇等(演者/声優)
・個人V(魂とアバター)
・企業V(魂とアバター)
 ・アバターと魂は分離できないという考え
 ・アバターに対して魂は1でなければならないのか?
 ・運営従うのが正しいのか?
 ・魂の公開について
・リブドル(キャラクターと魂)
 ・アニメと生放送
・現実と夢の境目

アニメ(キャラクターと声優)

まず、分かりやすい所からいこう。
アニメにおけるアイデンティティはそのキャラクターにある。
それはオリジナルアニメという存在があるとはいえ基本的には漫画・小説やゲームの原作付きが多く、そのキャラクターに対して声優をキャスティングする。
ゲームはともかく漫画や小説はもともと声がない。
だから、簡単とは言わないが変更があった際にVのようなキャラと声優を一対に考える人はほぼ居ない。

アニメと生放送

アニメで生放送があるとすると基本的に声優が生放送を行う。
しかし、あくまでも生放送でそこにいるのは声優としてそこにいるのである。

キャラ劇等(演者/声優)

これには少しパターンがあり「声優ではないキャラのコスをした劇やミュージカル」と「声優が直接演じる」場合の2つ。
前者はテニミュ(ミュージカル・テニスの王子様)やショバミュ(Live Musical「SHOW BY ROCK!!」)等々がある。
後者はバンドリ等で、直接声優がライブ演奏をしたり劇をする場合。

どちらの場合でもアニメの延長にある。
その為、キャラクターにアイデンティティがある。
しかし、キャラクターがリアルに飛び出してきたという没入感は段違いになる。
その存在感をよりリアルに感じられるのだから。

個人V(魂とアバター)

ここから声優ではなく魂と表現を変えたのは別に声優的な練習を必要としないから(無論してる人だって居るがしなくても良いという話)であり同時に声だけではなく個としての優位性や個としてのキャラクター性がより強いから。

よほど例外な場合を除いて基本的にアイデンティティが魂にある。
だから、見かけががらっと変わろうが魂さえあればそれでよい。
たとえば、「ねこます」で基本はまあ狐のアバターを使っているが猫のアバターもあり、猫のアバターを使っていようがアイデンティティは「ねこます」に存在する。

設定を持ちRP(ロールプレイ)してる人もいるが生主の外見にバーチャルアバターがついただけという物も多い。
最近はというか、もともと定義は曖昧なんだけれど、「バーチャルキャラクターになる」というよりは「バーチャルアバターを着る」というのが増えているのは間違いない。
別段それが悪いわけではなく、Vというものを一般化するという意味では今後そうなるとは思う。
ただまぁ、RPするモノとそうでないモノは定義わけしたほうが良いだろうなぁという気はする。

企業V(魂とアバター)

「今一番問題を抱えているのはこの組合わせである」と言えば流石に御幣があるが、正しくは「抱えているのではなく浮き彫りになって来た」と言うのは間違いではない気がする。
ただ、ここ最近で言うなら多くの場合、炎上問題系は内部不祥事のパターンが多く、それにつられて本来メインではない部分や本来問題ではない箇所が問題として扱われている気もする。閑話休題。

Vの考え方として「V+魂」はセットであり、それの分離は不可能である。
この考え方は気持ち的には分かるが妄信しそれ以外の選択肢を破棄するのは勿体ない。

アバターと魂は分離できないという考え

キャラクターIPの実質凍結だとしてもキャラクターごと活動を停止するという選択肢は間違いでもない。
もちろん勿体ない点(抱え込んだファンを失うという等)も多くあるが最大の利点は余計な反発を生まない事。
また、もしも仮に再開の目処が立った場合や、限定復活できる場合にそのまま反発なく出せる事。
新規魂を入れるならば新しい器(うつわ)を用意して新しいVを生んだほうが利点がある事もあるはずである。
それがそこに確かにあったという一つの小さな歴史・記憶で終わっても良いのだ。
例えば、魂と一緒にキャラクターを停止したところでは「流石乃ルキ/流石乃ロキ」等がある。「異界の偉い人からの大事なお話」は、やめ方・停止の仕方としては潔く、綺麗である。
大切なのは説明である。ユーザーが抱える「なぜ?如何して?」を提示するのが大切である。世界観を壊しても現実的な説明は非常に有効に機能する。

アバターに対して魂は1でなければならないのか?

ここに切り込みを入れたのはキズナアイである。
魂を増やす選択肢、言語の違う魂の用意。
この二つは決して悪ではない。

最近の炎上で全体的に感情的な意見が多いが、炎上内容と出来るだけ分離して客観的な視点で見て欲しい。

ツイートでは以下を呟いた】が
『だからアイの魂の複数化は有りで、これをする時に言葉は選ぶとしても例えば「イベントの増加により魂の負荷が多きすぎる為の負荷軽減、病気や怪我の際に円滑にイベントを円滑にするためもう一つの魂を増やすことにしました」とかあればファン側がどれくらい異を唱えるか?という所』
『リアル公演系のものとかも役者を複数用意するのは当然あるしそれでも「絶対に1つの魂しか認めない」という場合はそれを叶えるとして負荷が上がり続けて当然その「キャラ」自体の寿命は短くなるけどいいよね?となる。』

これについては「流石乃ルキ/流石乃ロキ」の部分でも稼動が上がり続けるとある通り。また、現状では完全にVのみで活動するのも難しいという事もあると思う。
そして磨耗の例でもある。

アイの活動を順当に考えれば1stの魂の負荷軽減とこれまでの休息による活動の減少、2nd以降の声に慣れて貰う為の活動の強化である。

だが、炎上の件は最悪のタイミングで燃えたと言える。
当然ユーザーは1stの魂に惹かれて増えた訳だから1stが減り2nd以降が増えて問題が発生すれば、感情的にもなる。

運営従うのが正しいのか?

少し過激的な質問の言い方に対して答えるなら、追おうと思った「そのVの本質を追って」と、言うのが正直な所であり、ある意味答えは「そうだよ」である。
そして、逆にその追いたいVの本質を良く考えた上でそれがツマラナイと思うなら追うのを止めるのが正しい。

企業Vはビジネスである。この形がその魂のあり方がユーザに受け入れられないのであれば・支持するユーザーが少ないのであれば自動的にこの形式は無くなるか減少する。
これは当然アイの事だけではなくて、魂の分離や魂の変更に対して無理だと感じたなら無理に追う必要はない。
そこはルキロキの様に魂とアバタが1対になり魂が変更なく終了するVを追えばいいのだ。

少なからず、数あるVの中でそれだけを妄信して絶対にこんなのおかしいとクレーマーになるのだけは避けたい。


さて、そしてもう一度言うけれど企業Vはビジネスである。
上記では無理に推す必要はないし支持がなければ無くなるとも言ったが、逆パターンの考えも同時に言えることがある。
もし企業Vに推すVがいるならお金を入れて欲しい。少額でいい。出来る範囲でいい無理はしなくていい。ただし、集金が出来なければ容赦なく消えるぞ。と、だけ付け加えておく。

たとえば漫画やアニメでまとめてみたいから後でまとめて買うという人がいるが漫画やアニメは前半の売上で後半どうするか決めている。DVDやBDの前半売上とかは影響度が高い。
その為、「面白いのに終わっちゃうの?」まだ買ってないけど・・・みたいな悲しいケースがある。

それは企業Vも同じで売上を見て今後の方針などを決める。
なので、何か支払いが出来る箇所がでたなら「できるだけ早く」「支払い可能箇所があればできるだけそのつど」が大切だし継続に大きく影響する。
上でも述べたが、無理はしなくていいし、少額でいい。ほんとにただそれだけなんだ…。

「本当に面白いものなら自動的に生き残る」はある意味そうだがそうでもない。
知名度だったり光が当たらずに消えるものなんて世界にごまんとある。
何よりも「大衆が面白い」と、思うものが自分にとって「最高に面白い」とは限らないし、「面白い」とまでは思っては「最高」だなと思うほどの場合なんてものはほとんど無い。

何かを面白いと感じるのは経験によって積まれる。人が多くなるほどそのアベレージで評価される。子供の頃に何もかもが輝いて見えるのは知らない経験をするからで、大人になるほど経験の比較が行われる。
他の感情だって同様で、小さい頃に恐怖に感じないものが怖くなるのは経験による物だし、虫や爬虫類などを触る事に抵抗感が上がるのも経験が積まれた結果。

経験は個人差があって当然だから自分にとって面白い物が大衆と一致するとは限らない。
だから、自分が面白いと思ったものは無理のない範囲なら許せる範囲で推したほうがいい。
そしてその影響がもっとも大きい物が「お金」なのである。

魂の公開について

別に公開していいと思う。
ただこれはそれと同時に選択出来るべきだろうなぁとも思っている。
海外はちょっとわからないけど、基本的に実績は働く上で仕事履歴には書ける事なので本人と企業間で有益になるなら公開しなくても良いと言えば良い。

少なからず、公開されなければ魂の実績全部が無に還ると思ってるユーザーはちょっと落ち着いたほうがいい。

リブドル(キャラクターと魂)

リブドルはアニメである。でもアニメと違い「(キャラクターと声優)」としなかったのはアニメと違ってバーチャル要素が強いからである。



現実と夢の境目

リブドルハッシュ付きのツイートに【2.5次元とバーチャルタレントについて考えてみた】があったんだけどもまぁやっぱり色々難しい点も多い。
引用すると”「今この瞬間は○○だけど、自分は○○ではないんだよ」と宣言されてると勝手に思ってしまう”と言うのは、ツイッターでも呟いたけどその為に言っていると思うんですよね。

あと、中身が人間であるって事を忘れない気持ちは大切。
リブドルのQQ内でも結構歌姫のい稼働率の高さについて休息の少なさについて問題提起をしてたんですよ、今は生放送数の減少や夏休み等考慮されている内容が上がって、それでも清歌が体調を崩したりと問題起きている。
それに上記通りVの稼働率はどんどん上がる。





■最後に
みんなが同じ様に考える必要は無いし、これがスタンダードとも言えない。
このページでの内容は議題の提供と個人的な考えのまとめで、何を楽しみ何をどうすれば長くそれを楽しむことが可能になるのか?という記事である。

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※URLを見るとわかるのだけどこの記事は2019年8月に書かれた記事です。
公開してなかったっぽいので公開しました。
当時その時点での情報を元にする内容です。未来もう少しVが拡張されている事もあるのですがそれは別途記事にします。

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